クリエイターにとっての地雷原!「フォント著作権」トラブル回避法も紹介

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フォントを使う時の注意事項や、トラブル回避方法を記載します。

フォントの著作権は忘れがち

フォントにだって著作権はあります。
しかし、多くの人がそのことを忘れがちです。
知らないうちに踏み抜く爆弾であり、クリエイターにとっての地雷と言えます。

ゲームでもフォントは使います。
フォントは、ゲームの世界観を作る大事な要素です。
ゲームの世界観に合わせたフォントを、ネット上から探して利用することはよくあります。
世界観に合わせて、1からフォントを作ることもあります。
スプラトゥーンの「イカモドキ」は良い例でしょう。

デザイン業では必ず触れるフォントですが、
あまりに身近すぎるため、フォント著作権の存在は見落としがちです。
その理由は以下の2点です。


地雷な理由その1:インストールが容易、そして残る。

インストールが超楽です。
実際の手順は以下の通り。

  1. ネットからフォントデータを拾ってくる。
  2. データ( 主に .ttf形式 )を開く。
  3. インストールを押す。
  4. 以上
フォントのインストール方法はたったこれだけ
Photoshopの例:これでもう使えます。

これだけで、このPC内ではそのフォントが使えるようになります。
すごく手軽です。
そしてフォントデータは、アンインストールしないかぎり残り続けます。
フォント著作権の存在を忘れたころ、「お、これ使えるやんけ」と、残ったままのフォントで制作した…。
なんてことになってしまえばアウトです。

地雷な理由その2:商用フリー!(ただしゲームはダメ)←コレ

著作権の怖さを知っている人なら、商用フリーを選ぶようになるでしょう。
ただし、ここで罠が待っています。
『デジタル映像およびビデオゲームでの利用は禁止』
商用フリーとあっても、ライセンスをよく読むとこういった記述がわりとあります。

「じゃあ商用フリーとか書くなよ!まぎらわしい!」とぷっつん来ますが、ちゃんと読まなかった本人が悪いとなってしまいます。
そもそも商用フリーじゃないのに、ブロガーが誤って紹介していることもあります。
自分でもライセンスをちゃんと読むのは大事です。

このように、フォントの著作権がらみはめんどくさいです。
1つ1つのフォント著作権がどうだったかなんて覚えていられませんし、
だいたい英語で書かれたライセンス文を読むのも骨が折れます。

「そんな細かいことは気にせずさっさと作りたい!」が制作者の本音でしょう。
そこでオススメなのが、Adobeフォント と Google フォントです。


商用利用OKフォントを手軽に探す方法2つ

おすすめ方法1:Adobeフォント

著作権にビビらずにフォントを探す方法その1は、Adobeフォントです。

CreativeCloud に加入済みなら、商用利用OKのフォントを手に入れられるサービスです。
追加料金はありません。
CreativeCloud に加入済みなら、ライセンス料はすでに支払っている扱いになります。
なので、商用にもガンガン使えます。
フォントの種類もかなり豊富です。

会社でも個人でも、Adobeを契約しているところは多いでしょうから、この手は効果的です。

Adobe Fonts:https://fonts.adobe.com/?locale=ja-JP

おすすめ方法2:Googleフォント

おすすめの方法2つめは、Googleフォントです。

Googleが作った同じルールの元、多くのフォントクリエイターが投稿をするというサービスのようです。
利用者は無料で使えます。

Google検索やYoutubeと同じように、利用する側は無料で使えるしくみをグーグルが作ってくれました。
フォントごとにライセンス文を探しに行く手間も省けるので、だいぶラクができます。
ありがたく利用させてもらいましょう。

Google Fonts:https://fonts.google.com/

Google Fontsのルール:https://fonts.google.com/about


まとめ

クリエイター地雷原の1つ:フォントの著作権について述べてきました。

普段何気なく使っているフォントにも、著作権は存在します。
分かってはいても忘れがちなのが、フォント著作権の怖いところです。
とりあえず困ったら、AdobeフォントやGoogleフォントを利用するようにしましょう。
素晴らしいものを作ってくれたクリエイターを支えるためにも、ルールを守って利用したいですね。