フリーのスキニングツール おすすめを2つ、ご紹介します。
この2つには、私もお世話になっています。
おすすめ1:Skin Magic

【使い方】
- 対象の頂点を選ぶ。(複数でも可)
- スキンを振りたい骨を選択。
- 数値を指定する。
このように頂点単位でスキン作業が出来るツールです。
一見非効率ですが、ローポリではこういった、確実だけど地道な方法が有効です。
(ここで言う”ローポリ”とは、三角形5000ポリゴン数以下のゲーム用キャラ を想定します。)
Maya既存のスキニングツールは、ペンツールを使った機能です。
このような ”ペンを使う機能” は、一度に多数の頂点を編集できる特徴があります。
なので、ペン系のツールは、ハイポリゴンに相性が良いツールと言えます。
一方ローポリでは、頂点1つずつを選んで 細かくスキン設定したいものです。
ペン系ツールをローポリに使うと、一筆で対象になる頂点が多すぎて、かえって効率の悪い作業になりがちです。
そのローポリのスキニングに合ったツールが、この「SkinMagic」というわけです。
以下のような機能も充実しています。
- 任意のウェイト値を指定する。
- Boneを追加する機能。
- スキンのスワップ(入れ替え)。
- スキンのミラー
- 指定ウェイト値以下の切り落とし
インストール方法は以下にまとめました。
おすすめ2:Si Weight Editer
2つ目はこちらのツール。
頂点ごとのスキン編集はもちろんですが、
このツールは特に、スキンエラーの発見や修正機能が素晴らしいです。
私のお気に入り機能は以下3つです。
- インフルエンス数オーバーの検知
- ウェイト値の異常を検知
- 指定小数点以下の丸め込み(四捨五入などして数値をきれいにすること)
他人と連携する制作において、
「エラーを出さないこと」と「データをきれいに保つこと」は、とても大事になります。
このツールを利用して、素早くかつ丁寧な お仕事を実現しましょう。
以下画像は、丸め込みの例です。

他にも、以下のような機能があります。
- スライダによるウェイト調整
- セルから頂点を選択する
- スキンのロック
機能が多くあって混乱しますが、
公式様が使い方を分かりやすくまとめているので、学習は容易です。
日本語サイトであることもありがたいポイントです。
以上、
おすすめスキンツールの紹介でした。